くるみDiary

昭和の少女漫画や日々感じた事を書いています!

「キャンディ・キャンディ」を別の漫画家が描いていたら

ふとそんな事を考えたりする時もあります、いがらしゆみこさんでなかったら水木杏子さんとの裁判沙汰も無かったかもしれないなどと考え、絶版になりもう新たに読む事はできない、というような事にはならなかったのではないかと思ったんです。

だったら誰が良かったのかというと、あの当時「なかよし」で連載していた漫画家で考えると、里中満智子さん、志摩ようこさんが思い浮かぶのですが、このお二人が当時連載中で無理だったという話しは、おいといて考えてみました。

里中満智子さんの描く「キャンディ・キャンディ」ってどうだろう、里中先生の漫画ってどちらかというと、面長な顔立ちのイメージがあります、全体的にシャープな感じで少し大人っぽい印象になるかもしれません。

いがらし先生の絵をイメージせずに、まっさらな気持ちで最初からキャンディは、里中満智子さんが描いたと思うと何となくですが、意外としっくりとくるような気がしました。

では志摩ようこさんが描く「キャンディ・キャンディ」はどうでしょう、志摩先生の漫画はカワイイ系ですね、いかにも少女漫画って感じなのですが顔立ちが丸いですね、里中先生の面長とは逆で横長な感じ、目もかなり大きいただ女性の登場人物はいいかもしれませんが、男性の方はどうかなと思いました、志摩ようこさんがテリィを描くとどんな感じになるのだろう、テリィの不良っぽい感じはかなり違う印象になるのかもしれない。

私はどちらかというと里中満智子さんの描く「キャンディ・キャンディ」はアリだと思っているんですよ、そうしたら電子書籍化されて新たなファンも獲得できたかもしれない。

「キャンディ・キャンディ」の連載が始まった同じ年に「なかよし」で芸能界デビューを目指すヒロインを描いた、里中先生の「スポットライト」が連載されていました。

もしかしたらこれは運命かもしれないなどと考えてみたり。でも里中満智子さんや志摩ようこさんが「キャンディ・キャンディ」を描いていたら、はたしてあれほどの大ヒットになっただろうかと考えてしまうんです。

いがらしゆみこさんが描くキャンディ、アンソニー、テリィだったからこそ水木杏子さんの世界とピッタリと当てはまったのかもしれません。

こういった想像って私は随分前からしていたのですが最近この思いがとても強くなったんです。

それは9月17日~11月20日まで誕生50周年記念「ベルサイユのばら展」ベルばらは永遠にが開催されているのを知ったからなんです。

「キャンディ・キャンディ」だってあれだけ人気を博したのですから、誕生50周年記念 キャンディは永遠にを開催できるはずなんですが、きっと無理でしょうね。

でもあと3年ありますよ、期待したいです。