1987年8月、初めて大学入学資格検定試験を受けました、かなり緊張していたのを覚えています。その少し前から体調を崩していたので、試験の日に行けなくなったらどうしようとか不安でいっぱいでした。
その後、秋になって結果が郵送されてきたのですが合格したのは6科目。
これは私としては意外と良かったなと思いました、もしかしたら1~2科目くらいしか合格していないか、あるいは全部不合格かと思っていたので。
残りの5科目はもちろん翌年受けようと思っていましたが、できれば2年目で全科目合格したいと思っていたので、いろいろ調べていくうちにある通信制高校の事を知ったんです。
この通信制高校は東京にあったのですが、なぜ遠い東京の高校を選んだのかというと、翌年から自分の希望する科目を選んで単位取得を目的とした選科生コースが新設される事になったからなんです。
なので入学したといっても卒業を目的としたものではありません。
私は大検で落ちた5科目を選び履修しました、この高校で1年間在籍して単位を取得しようと思いました。
通信制で一番負担になるのがスクーリング出席です、これは決められた日数を実際に学校に出席するといったもので、私のように地方に住んでいる者は交通費や宿泊費などかなりの出費になります。
それだけではなく私の場合、対人恐怖症といった精神的な不安と負担がありました。
その高校では月に数回の出席とか春季、秋季スクーリングというものがあったような気がしましたが、私が選んだのは集中スクーリングといって文字通り短期間に集中して授業に出席するといったものでした。
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1988年に送られてきたスクーリング参加許可書
11月23日と書いてあるので2回目参加の時、1回目は夏だったので。
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私はその高校の寮に宿泊したのですが、二段ベッドが4つある8人部屋でした。コミュ障な私、何人かと軽い話しはしましたが、すでに帰りたい気持ちでいっぱいでした。
でもここで単位を取得し2年目で大検に合格したいという気持ちが強かったので、何とか耐える事ができました。
集中スクーリングには合計2回出席しています。
そのスクーリングではいじめもあったんですよ、男子生徒なんですけど泣いていて気の毒でしたね、通信制高校でもいじめがあるんだなと思ってがっかりしてしまいました。
当時の通信制高校の修業年限は4年だったので、私がこの高校に1年生から入学していたら4年間も在籍して卒業できていたかと言えばちょっと自信がないですね。
2回目の集中スクーリングでは寮生活が嫌で近くのビジネスホテルに泊まったくらいですから。
不安だったスクーリングですが、短期間だったという事もあり対人恐怖症の私でもなんとか出席し終了する事ができました。