くるみDiary

昭和の少女漫画や日々感じた事を書いています!

大検(高卒認定試験)の存在を知る

二度目の高校中退、心療内科入院というどうしようもないくらい窮地に陥っていた時、私はアルバイトをする気も起きず正直、これからどうしていいのか分からなかった。

hanae7.hatenablog.com

書店に行き資格関連の本を見ていた時に大学入学資格検定というものがある事を知りました。

この試験に合格すれば高卒程度の学力があると認められるという内容が書いてありました、といっても高卒の資格が得られるわけではない、あくまでも同程度の学力があると認められるという事であった。

1986年、文部省から試験の案内書を送ってもらいましたが、すでに締め切りが過ぎていました、でもどういった試験なのか、必修科目と選択科目など具体的に知る事ができました。

案内書によると確かその年か前年は13~15科目合格しなければいけなかったはず、古典が甲と乙に分かれていた記憶があります(違っているかもしれません)

私が初めて受験した1987年は合格するのには11科目、体育も必修ではなくなっていたのでだいぶ軽減されたような感じがしました。

自分が今やるべき事は大検合格を目指す事だと思うようになり、独学なので受験する科目の本を買い込んで勉強するようになりました。本当はアルバイトをしなければいけない身分ではあったのですが、人と接する事が怖くなっていたので節約しながら、親戚の家で掃除・洗濯などの家事一切を行い無職生活をさせてもらっていました。

外国語は英語・フランス語・中国語から選べたが必修ではなかったので受けなかった、英語はとても苦手な科目。正直、選択科目で助かった。

試験は年に1回で8月に行われた、一度合格した科目はずっと有効で翌年からは受けなくてもいいので、一度に11科目を合格しなくてはいけないわけではないから、その点は良かったのですが、それでも11科目を合格するのに何年もかかったらどうしようという気持ちがありました。試験が年に1回しかないというのも不安を強くさせた。

この時はもう大検に合格したいという事しか考えていなかった。

何をやっても失敗続きでずっと暗闇にいた私が大検の存在を知ってから、この先どうなるのか分からなかったが少しだけ光が見えた気がした。

いきなり全科目ではなく受験する科目を絞り勉強した方がいいのかとも思ったが、少しでも早く合格したかったので11科目勉強する事にしました。

その頃は勉強する事自体は嫌いではなかったので、来年の8月に行われる試験に向けて勉強する事になりました。

もう迷っている場合ではなかった。