くるみDiary

昭和の少女漫画や日々感じた事を書いています!

書籍

(感想)「美しく生きるために」村岡花子

「赤毛のアン」シリーズの翻訳で有名な村岡花子さんのエッセイを読みました。昭和20年代に村岡さんが若い人に向けて書いた内容なのですが ・「それいゆ」昭和21年8月創刊 ・「ひまわり」昭和22年1月創刊 ◇ ★「ひまわり」は10代向けの雑誌 ★「それ…

(感想)「典子44歳 いま、伝えたい」!映画「典子は、今」

「典子は、今」は昭和56年に公開されて大ヒットした映画ですが、私は学校の体育館で上映された時、観ました。昭和37年1月27日、熊本市生まれの辻典子さんは、看護師をしていた母親が交代勤務の影響で不眠症に悩まされ、市販の睡眠薬を妊娠中にも服用…

四季を感じる「そらいろのてがみ」ながしまひろみ

ながしま ひろみ作・イラストの絵本「そらいろのてがみ」ですが、ゆきちゃんの宛てに季節ごとにそらいろの便箋と封筒で ◇ ●もうすぐ はるがきます ●もうすぐ なつがきます ●もうすぐ あきがきます ●もうすぐ ふゆがきます ◇ と書かれた手紙が届きます。 ゆき…

国語の教科書に掲載された「赤い実はじけた」名木田恵子

「赤い実はじけた」は名木田恵子さんが書いた物語で、1992年~2000年まで光村図書の小学6年生の国語の教科書に掲載されていたそうです。 名木田恵子さんと言えば水木杏子名義で私の好きな「キャンディ・キャンディ」や「サンデイズチャイルド」の原…

(感想)「ある愛の詩」山下久美子

山下久美子さんの自伝「ある愛の詩」ですが、発売された頃、購入して読みましたがもう手元にありません、なので記憶を頼りに書いてみたいと思います。 山下さんは渡辺プロダクションにスカウトされたのですが、その時「体操はしたくありません」と事務所の人…

夢と成就:吉永小百合さんの努力が早稲田大学卒業へとつながった

1990年代に吉永小百合さんの自伝「夢一途」を読んだ事があります。 子役としてすでに芸能活動していた吉永さんは、第一志望の都立駒場高校に合格し入学しますが、仕事が忙しくなかなか授業を受ける事ができませんでした。 担任の教師から「体育の出席日…

(感想)「ナマケモノだから」むらかみ ひとみ

これは、むらかみひとみ作・イラストの絵本です、のんびりと暮らしていた森である事が起こります。森に住んでいる動物たちが何が一番得意かという競争を始めます。 ジャガーは走るのが一番 ホエザルは大きな声なら僕たちが一番 その他の動物たちも自分たちの…

アングラ全盛期「15歳 天井桟敷物語」高橋咲

アングラには興味がない私ですが、昔、萩原朔美が書いた「思い出の中の寺山修司」を読んだ事があるので、歌人で劇作家の寺山修司が主宰していた劇団天井桟敷の劇団員だった「15歳 天井桟敷物語」に興味をもちました。 この本を初めて読んだのはもう10年…

絵本で読む「窓ぎわのトットちゃん」

私は「窓ぎわのトットちゃん」を読んだ事がありませんでした。 当時あれだけ話題になり大ヒットした本にもかかわらず読まなかった理由は、トットちゃんが小学1年生で退学になったという事を知ったから。 きっと我が強く協調性のない女の子が退学になり、ユニ…

懐かしい「ふとんかいすいよく」山下明生

この本は当時、何度も読んだ事があります 中耳炎で今年は泳げないカズ君に父親が布団の上で泳ぎを教えるというもの、ちょっとユニークな父ちゃんとカズ君のやりとりがテンポよく進んでいき、どちらかというと想像力をかきたてられる感じだと思います。 私が…

「かちかち山」はとてつもなく恐ろしい物語だった

誰もが知っている「かちかち山」ですが、これは幾つかパターンがあるようです。 おばあさんが亡くなるのと生きているという部分なのですが、私が子供の頃に読んだ「かちかち山」はどうだったのか覚えていないんですよね。 まずおばあさんがどうなったのか覚…

マリリン・モンローとの関係から見たスーザン・ストラスバーグの選択

私がスーザン・ストラスバーグを知ったのは1986年頃に,、NHKで放送されたマリリン・モンローを特集した番組を見た時です。モンローとゆかりのある人という感じでインタビューに答えていました、だから女優としてではないんです。 スーザンは1938年生…