くるみDiary

昭和の少女漫画や日々感じた事を書いています!

ブランドン・デ・ワイルドと言っても誰も知らない

俳優、ブランドン・デ・ワイルドと言っても、大抵の人は知らないのではないでしょうか。

アラン・ラッド主演の映画「シェーン」(1953年)に出演していた、ジョーイ役の子役出身の俳優です。

1980年代、懐かしの名作映画特集などを、テレビで放送すると必ずと言っていいほどこの「シェーン」は取り上げられていました。

そしてあの有名な「シェーン!カムバック」のラストシーンが流れるのですが

それで、彼は「ジョーイ少年」とか「シェーンの子役と言われる方が多かったように思います。

ブランドン・デ・ワイルドという名前は知られていないように思いました。

そういう私もある時期まで知らなかったんです。

知るきっかけとなったのが10年ほど前に映画「ハッド」(1963年)をテレビ放映したのを観た時だったのですが、主演のポール・ニューマンの甥役で出演していて、かなり存在感がありました。

「シェーン」の時は丸顔の子供といった印象だったのですが、「ハッド」では華奢な少年になっていて最初は誰なのか分かりませんでした。

映画を観た後、調べたら「シェーン」にジョーイ役で出演していた俳優と知って驚いたんです。

「シェーン」から10年後に出演した作品で、ブランドン・デ・ワイルドという名前もこの時知りました。

ブランドン・デ・ワイルドは「シェーン」の時、アカデミー助演男優賞にノミネートされていて、当時は有名な子役だったんだと思います。

同じ年に「ローマの休日」でアカデミー主演女優賞を受賞したオードリー・ヘプバーンと一緒に写っている写真を見た事があります。

「ハッド」で好演していたので、これを機に子役から大人の役への転換期が上手くできるんじゃないかと思ったのですが、その後はやはり思うようにはいかなかったみたいです。

ドラマにゲスト出演する事が多くなり「ハワイ5-0」(1969年)では犯人役で出演していましたね。

彼は30歳で自動車事故で亡くなっています、多分最後に出演したのが舞台「バタフライはフリー」じゃないかと思います、カレン・グラッスル、モーリン・オサリヴァン共演。

2012年に発売された「All Fall Down The Brandon deWilde Story」という伝記があるようなのですが、英語が分かれば読んでみたいのですが、分からないので読んでいません、読めません😅

「ハッド」では祖父役で出演していたメルヴィン・ダグラスがアカデミー助演男優賞を受賞しているのですが、その代理としてブランドン・デ・ワイルドが受け取りスピーチをしています。

「シェーン」の子役ジョーイ役で有名な俳優は、ブランドン・デ・ワイルドという名前でした。