くるみDiary

昭和の少女漫画や日々感じた事を書いています!

北島マヤの成長と時代の矛盾

1975年に白泉社の花とゆめで連載がスタートした「ガラスの仮面」ですが、まだ連載中です、といっても休載期間が長いのですが・・・連載が始まった時ヒロインの北島マヤは13歳で、漫画に出てくるのは黒電話でした。

マヤは現在は21歳くらいだと思います、なのでスタート時から8年経過している事になります、その時代に沿って話しを進めて行くと現在は1983年という事になります。

ところが、2000年代以降、携帯電話が登場するようになります、更にはインターネットを使用している場面も出てきます。1983年に携帯電話やインターネットなどありませんし、時代の流れがおかしくなってしまっているのですが、この矛盾をどう見たらいいのかと思った事もあります。

携帯電話に関してはガラケーからスマホに進化しています😅

登場人物の変化も著しく特に速水真澄の婚約者の鷹宮紫織は昔は優しい性格だったのに、速水さんのマヤへの思いを知ると人が変わったように豹変し、マヤに嫌がらせをして明らかに嫌な女へと変わって行きます。

マヤは速水真澄の事を自分の母親を死に追いやった男として、ずっと憎んでいましたが自分をずっと助けて見守ってくれていた紫のバラの人が、速水さんだったという事を知り戸惑いますが、それがいつの間にか恋愛感情に変化していきます。

47巻ではとうとう2人は両想いだったという事を知り、マヤが速水さんの伊豆の別荘に遊びに行く約束をしますが、この後、大問題が発生します。
速水真澄が結婚をやめたいと告げると、ショックを受けた鷹宮紫織が自殺未遂、その事がきっかけで精神を病んでしまいます。紫のバラをずっとちぎっていたり、自分の家に火をつけて燃やしたり、かなり大変な状態になっています。

紫織さんとの結婚をやめると決めた速水さんでしたが、自分のせいで病んでしまった事に責任を感じ、よりを戻す事に・・・
その後、会ったマヤに対して「あの時は、いい退屈しのぎになった」などど冷たい態度を取り、拒絶するようになります(もちろん本心ではありません)

しかし部下である聖さんが気を利かせて一芝居❓うって速水さんに自分の気持ちに正直になるように言い、それを聞き入れた速水さんは速水家を出る事になります。

これが2012年に発売された49巻で、もう11年も経過しているのですが、初めの頃こそ50巻発売のニュースがあったりしましたが、それ以降はぱったりと消えてしまいました。

紫織さんの病気はかなり重症だし、でも漫画だからそこは何とかなるかも❓それ以外にも紅天女の事もあるし、50巻で最終回とはならないような気がします💧

昭和から始まって平成、令和と黒電話から携帯電話やインターネットも登場したり、時代背景が支離滅裂になっているように思います。

それにも関わらず登場人物はたいして年を取っていません😅
時代の流れのまま行くと北島マヤは60代になっているのですが、まだ20代です。速水真澄公式ツイッターも2020年3月24日で止まったままです、Xとは名称変更されていないので、担当の人が休んでいるのかもしれないですね。

「ガラスの仮面」50巻はいつ発売されるのでしょうか、今後どうなっていくのか気になります。