くるみDiary

昭和の少女漫画や日々感じた事を書いています!

やり過ぎてしまった「ガラスの仮面」

何もここまでしなくても・・・って言いたくなってしまう「ガラスの仮面」

鷹宮紫織が本格的に登場したのが文庫本の18巻なのですが、それまではお見合いの時の後ろ姿や真澄さまとデートの時の横顔がチラッと見えるくらいだった。

紫織さんが正面アップで出てきたのが、マヤが大都芸能に乗り込んで行って大都の社員に突き飛ばされた時、紫織さんが登場。

「女の子相手に乱暴はおやめなさい」

というセリフで。

この時の紫織さんは穏やかで優しく、いかにも深窓の令嬢といった感じだった。

漫画の中では、ものすごい美人と言われているが私にはそうは見えなかった。まあ主役の北島マヤより魅力的に描いてはいけないし、あえて美人だけど美人には見えないという美内先生の上手さなんだろうなと思いました。

しかしですね、それから何十年も経つと何ていうか本来、紫織さんがもっていた子供の頃から病弱で友達もあまりいず、男の人とお付き合いするのもあまり・・・
「学生時代、体育はいつも見学でしたの」
というおしとやかな感じが段々と無くなってしまうのですね。

それは愛する真澄さまに自分とお見合いする前から意中の人(北島マヤ)がいた事を知ってものすご~い嫌な女へと変貌を遂げるわけですが。

真澄さまから結婚を取りやめにしたいと言われ、自殺未遂、精神を病んでしまうという負のスパイラルが起きるわけですが、その時、紫織さんが自宅に火をつけてしまうんですよね。

オーーホ ホ ホ・・・

白目になって「オーーホ ホ ホ」ってさ、これを見た時、正直ここまでやっちゃうかな~って思った。

炎がゴオオオって燃えている中でいくら何でもこれはやり過ぎだろうって
もう携帯電話やインターネットも登場して何でもありの「ガラスの仮面」ではあるのですが、これはちょっとなと思ってしまいました。

どうしてこうなった・・・「ガラスの仮面」

連載が始まって夢中になって読んでいた1970~80年代に誰が想像しただろうか・・・

もしかしてだけど美内先生も当時はこうなるとは思ってもいなかったのでは❓

なんかとても残念だ💦