昔は当たり前のように使われていた言葉が、今では使ってはいけないというのはありますよね。
私の好きな昭和の漫画もそうなんですが、一条ゆかり「砂の城」ではある言葉が今では使ってはいけない言葉になっているのが分かります。
ヒロインのナタリーが発作を起こして倒れたのですが、医師であるミッシェルが診察した後のセリフなのですが
一番左側の「そうなるとやっかいだ」というセリフなのですが、私が1980年代に持っていた単行本には「俗にいうキ〇ガイだ」と書いてあったんです。
その単行本はもう持っていなくて、今あるのは2003年に発行された文庫本なのですが、セリフが訂正されていました。
あえて伏字にしてありますが何を書いてあるのか分かりますよね。
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それで、いつ頃からキ〇ガイという言葉は使っていけなくなったのかと思ったのですが分からないんですよね。
それでもう一つ昭和から連載されている漫画で「ガラスの仮面」があるのですが、これは大晦日にヒロインの北島マヤが、母親と住み込みで働いているお店の娘(杉子)に大晦日に年越しそばを一人で120軒全部配達できたら、舞台「椿姫」のチケットをあげるというお話しなのですが、ここでのセリフです。
マヤは約束通り全部配達する事ができたのですが、杉子が意地悪をしてチケットを海に捨ててしまい、マヤは真冬の海に飛び込んでチケットを取るというシーンなのですが
左側の「どうかしてるわこの子」というセリフですが、昔は「キ〇ガイだわこの子」だったんです。
私が持っている文庫本は1994年に発行されたものなのですが、訂正されています。90年代にすでにキ〇ガイという言葉は使ってはいけなかったという事になりますね。
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多分ですが、昭和時代はキ〇ガイというセリフは映画やドラマなどでも普通に使われていたように思います。
「なんだあいつキ〇ガイじゃねえのか」とか
「あの人キ〇ガイなんじゃないの」
なんていうセリフは聞いた事がありますし、特に珍しい事ではなかったと思います。
だったらいつ頃からその言い方は良しとしないになったんでしょうね。
「ガラスの仮面」のシーンを見る限り90年代半ばですでに使ってはいけなかったんだないうのが分かるので、そう考えるとかなり前から言ってはいけない言葉になっていたんだなと思いました。
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キ〇ガイ以外にも昔は大丈夫だったけれど、今は言ってはいけない言葉って結構あるかもしれませんね。
漫画から使用できる今と昔の言葉を知る事ができるものだなと、考えたりする事があります。
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