ジェスのアパートの前に立つ二コラ、夜になっても明かりがつかないので心配になり部屋の前に行くと、鍵か開いていて大ケガをしたジェスがベッドに横たわっていた。
二コラは医者を呼ぼうとするが喧嘩をした事がバレたら試合に出場できなくなってしまうので、医者と警察はマズイと言われたので二コラが手当てを行った。
どうして喧嘩なんかしたのかと二コラに聞かれても何も言わないジェス、大事な試合を控えているのに喧嘩などするなんてきっとアランナが原因なんだろうと二コラは思っていた。
ボクシングの練習中にジェスは目の異変に気付く、あの時、瓶で頭を殴られたのが原因だった、ジェスがジムで休んでいた時「どうして部屋の明かりをつけないんだ」と二コラに聞いた、二コラは「明かりならずっとついているじゃない」と言い、ジェスの目が見えなくなっている事を知ってしまう。
二コラはそんな状態で試合に出るのは危険なのでやめてほしいと言うが、ジェスは試合にはどんな事があっても出場すると言ってきかない。
チャンピオンベルトを獲得する事によって一人の男だという事を証明してくれると言うのを聞いた二コラは、それはアランナに対してではないのかと今まで自分がずっと思っていても言えなかった事を初めて口にした。
二コラは自分では駄目なのかと聞くがジェスの気持ちは変わらなかった、愛しているかどうか分からないがアランナに認めてもらえない限り自分に誇りがもてないと言い二コラの気持ちには応じなかった。
アランナはガソリンスタンドで働いたりしていたがシモンズの策略により仕事をすぐクビになっていた。
頭にきたアランナはシモンズの会社に行きなぜこんな事をするのか説明してほしいと言うが、シモンズは君の目を覚まさせてあげようと思ってした事だと話した。
自分なら贅沢な暮らしもどんな夢でも叶えてやる事ができると言い、サンデイズチャイルドになる事をあきらめたくなかったためシモンズとの結婚を承諾する。
世界フェザー級タイトルマッチが始まったが目の事がありジェスは苦戦していた。
ようやく勝ちチャンピオンベルトをものにしたが試合後、網膜剝離と診断され今すぐ手術を受けた方がいいと言われるが元に戻れるわけではなくあくまでも日常生活に支障のない程度に見える状態だと言われ手術を拒否した。
ジェスは高級車でアランナを迎えに来た、郊外に家を買ったのでアランナに見てもらいたいためだった、アランナはどうせ二コラと一緒に住む家だろうと思い込んでいたが、ジェスからアランナと一緒に住むためだと言われ驚くが
それはプロポーズなのかとアランナに聞かれると目の病気の事がありジェスは何も言う事ができなかった。
ひと月、１週間でもいいから自分の傍にいてほしいとアランナに願い出るが一生いてほしいと言ってくれないジェスに絶望した。
アランナはシモンズと結婚すると伝えるとその家を出て行き、サヨナラを告げる。
