今まで6回にわたって「サンデイズチャイルド」のあらすじを書いてきました。
こうやって書いた理由はこの漫画が随分前に絶版になっていて、本自体が入手困難になっているからです。だからストーリーだけでも残しておきたいと思いました。
「サンデイズチャイルド」は1980年10月~1981年4月まで、別冊少女フレンドに連載されていたようです、私は連載時は読んでいなくて数年後に知人から、もう読まなくなったからと単行本の1巻のほうをいただいたというのが知るきっかけでした。
読んでみるとこの漫画に引き込まれてすっかりハマってしまいました1980年代半ば頃です。もちろんぜひ続きが読みたいという事で書店に行きましたが、いくつか見て回ってもありませんでした。
私は田舎で生まれ育った事もあり古本屋さんが近くになく、古本屋で本を買うという考えが当時はありませんでした。あの頃だったら普通にあったのかもしれません。
それでも諦めきれずどうにかして2巻のほうを読みたいと思い、上記の理由を書いて講談社 別冊少女フレンド編集部「KCフレンド」係に手紙を書いて投函しました。
その後、大きな封筒で返事が来ました、もう単行本の2巻は販売されていないとの事、それで編集部のほうで探したら最終回が描かれた、1981年別冊少女フレンド4月号が残っていて、最終回の40ページものシーンを全てコピーして送ってきて下さいました。
こんなに親切にして下さるなんてと、とても嬉しく感激してしまいました、1980年代後半の事です、それで最後はアランナとジェスが一緒になるんだなと知る事ができました。
それでもいつかは2巻を購入してその途中のストーリーも知りたいと思っていました。
インターネットが普及するようになった2000年頃、ネットで古本を販売しているお店を見つけました、検索したら「サンデイズチャイルド」の2巻を取り扱っていました、問い合わせたら状態は良いとの事です、すぐ申し込んで購入しました。
この漫画のファンになって15年は経っていましたが、念願が叶い全てのストーリーを読む事ができました。
私が持っている単行本は
1巻は1981年5月15日 第1刷発行
2巻は1981年7月15日 第1刷発行
なのでその後も発行されたのかどうか分かりませんが、連載当時、読んでいたわけではなかったので、この漫画がどれくらい人気があったのかどうかは分かりません。
もう40年も前の作品という事もあって、よほど大ヒットした作品でもない限り人々の記憶から薄れてしまうのは仕方のない事だと思います。
この作品を知っている人は多分少ないと思います、それでも私にとっては大好きで特別な漫画で、引っ越しをする時もこの単行本だけは段ボールではなく自分のバッグに入れていました、失くしてしまったらもう手に入らないと思っているからです。
古い漫画でも電子書籍化されているものはいつでも読む事ができますが、そうでない限りもう二度と読む事はできなくなってしまいますから
これからも大切にしたいと思います。