くるみDiary

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アンソニー達の手紙よりもアルバートさんがキャンディをアードレー家の養女に

キャンディがアードレー家の養女になったきっかけはアンソニー、ステア、アーチーがそれぞれウイリアム大おじさまに、手紙を書いてお願いしたからだと思っていました。
キャンディのメキシコ行きを知った時、アンソニーが胸の内を明かしています。

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キャンディ、君と暮らせたらどんなに、だけど僕たちの力じゃ君をアードレー家に引きとるなんてとてもできないんだ。
みんなエルロイ大おばさまに必死で頼んだんだよキャンディ、召使いとしてでもいいから雇ってくれるよう。

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アンソニーの苦悩が伝わってきます。

でも私はキャンディをアードレー家の養女にしたのは、アンソニー達の手紙が届く前から決まっていたように思います。
ウイリアム大おじさま事アルバートさんの言動を見れば分かります。

キャンディが滝つぼに落ちた時、助けたアルバートさん。
ラガン家に戻ったキャンディはアルバートさんに手紙を書いています。

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アルバートさん、これは最初で最後のお便りになるかもしれません、やっぱりあたしクビになりました。
次の仕事が決まるまでラガン家にいられるらしいけど、多分そんなに長くはないと思います。
アルバートさんや動物たちと一緒にいた時間はあたしにとって夢のようでした、これからも見つからないで、動物たちと仲良く暮らして下さいね。
あたしはどこへ行っても元気でいます。

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この手紙を受け取ったアルバートさんはため息交じりに、やるせない気持ちでいるのが分かります。
その時、アードレー家の土地管理人に見つかり、キャンディからの瓶に入った手紙を取ろうとした時、アルバートさんは必死になって奪い返します。
そして去り際に「キャンディ」と心の中で言って出て行きます。

アルバートさんにとって、この時すでにキャンディは忘れられない大きな存在となっており、その後、調べさせてメキシコ行きも知ったと思います。
なので、キャンディをアードレー家の養女にする事は、アンソニー達から手紙が届く前にアルバートさんは決めていたと思います。

キャンディがアードレー家の養女になったきっかけは、3人の手紙ではなく、アルバートさんだと思います。