くるみDiary

昭和の少女漫画や日々感じた事を書いています!

漫画で読む「赤毛のアン」いがらしゆみこ

私は今まで「赤毛のアン」を読んだ事がなく、ストーリーも全く知りませんでした。何となくですが興味がもてないような気がずっとしていたんです。

今回、いがらしゆみこさんが描いた漫画「赤毛のアン」がある事を知り、読んでみたいと思いました。

正直言うとつまらないんだろうなと思って気が進まなかったんです。でも、ストーリーは知らないのでまっさらな気持ちで読む事ができました

まず、主人公のアンがとても可愛らしかった事。

1997年~98年に描かれた漫画なので「キャンディ・キャンディ」が最終回を迎えてからもう20年近く経っています。そういう事もあって、失礼ながら絵的には全く期待していなかったんですよ

当時と比べるとかなり変わってしまっているだろうなと思っていて

それがですね・・・絵がすごくいいんです、思わずいがらし先生すごいって思ってしまいました🎉

読んだ感想なんですが、男の子を希望していたカスバート家に女の子であるアンが養子として引き取られる事になるのですが、持ち前の天真爛漫さと努力でカスバート兄妹やリンド夫妻、親友となるダイアナ、学校の先生やクラスメイト、そして天敵❓ギルバート達との交流。クイーン学院進学、教師の仕事に就き、レドモンド大学卒業。それからプリンス・エドワード島の風景などL・M・モンゴメリの世界がとても魅力的で惹きつけられるストーリーでした。

私は「赤毛のアン」1~3巻、「アンの青春」、「アンの愛情」合計5冊読みましたが、11歳から20代になるまでのアンの成長がみずみずしく描かれていて、楽しみながら読む事ができました。

私としてはやっぱりギルバートに惹きつけられますね。

あまり登場シーンがないのが残念なのですが、ずっとアンの事が好きで諦めきれなかったというのは、どこか少女漫画的でもあって、いがらし先生が描くから余計にそう思ってしまうのかもしれない。

この漫画はあとがきも結構凝っていて、当時の時代背景などもきちんと書かれています。例えばアンが二段重ねの大きなパフスリーブドレスをプレゼントされた時、原作には「パフスリーブが、まだ流行っていて本当に良かった」というアンのセリフがあり、ちょうどこの頃がパフスリーブ全盛期の最後と見られており、1890年代後半には再び袖のふくらみは小さくなっている事なども知る事ができます。

ちょっと気になったのが、アンがギルバートに「にんじん」と言われてからかわれた時に、石盤を頭に叩きつけますが怪我しなかったのかなと、石盤ってものすごく固くできているものではないの❓

血が出たり、最悪打ち所がわるかったら命にかかわるほどの事になっていたのではないかなと思ったりしました😱

アンの事ですが、ギルバートが謝罪して仲直りをしたがっていたのに突っぱねるというのはかなり意地の張りすぎなんじゃないかなと思いました。

あそこまでいくとちょっと可愛げがないななんて思ってしまいます

小舟が沈んだ時ギルバートに助けてもらった時も、彼は仲直りを申し出たのに素直になれなかったり。

といっても外見の事を揶揄されて許せないというアンの気持ちも分かるんですけどね。

「赤毛のアン」は1979年に世界名作劇場でアニメとして放送されていたんですよね。

このアニメなぜか見ていなかったんですよ。

当時、私は小学生でもし見ていたら「赤毛のアン」にハマり夢中になっていたかもしれないと思うと、見なかった事をものすごく後悔しました。

冒頭で書いた通り、なぜかつまらなそうと勝手に決めつけてしまっていたんです。

漫画を読んだ感想としては、私は「アンの愛情」が好きかな

アンがギルバートと一緒になるって分かって最後は嬉しかった。もし私のように「赤毛のアン」に興味がないって人は漫画から読むのもいいと思います。

きっと「赤毛のアン」のファンになるはず

いがらしゆみこさんが描く「赤毛のアン」はとても良かった

やっぱり私はいがらし先生の漫画が好きなんだなと改めて思いました。