この漫画は庄司陽子さんの「めざめよ涙っ子」というタイトルの単行本で、読み切りの漫画が4話収録されています。そのうちの第一話が同名の「めざめよ涙っ子」という漫画です。
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昭和の少女漫画では明るく元気でというタイプのヒロインが多かったと思いますが、木之内桃子はよく遅刻をするおっとりした性格の高校生、前日、席替えをしたのですが後ろの席になった真田君という男子生徒と親しくなります。
真田君は目立たないタイプで水泳が苦手というより泳げませんでした。
桃子の親友のミイが「男のくせに泳げないなんてカッコ悪い」言いますが、桃子は「泳げなくたってカッコ悪い事じゃない」と否定します。
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桃子はミイを通じて泳ぎの得意な伊高君にお願いして真田君を特訓してくれないかとお願いします。伊高君は「真田が嫌がるのでは」と言いますが、真田君は承諾します。真田君は毎日プールに通い練習をしていました、そして水泳大会が開催される事となり自ら立候補してクロールに出場する事になります。
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大会が終わり、真田君から明日転校するので桃子のイエローリボンと自分のブルーリボンを交換してほしいとお願いされます。
真田君が転校する事になると知って桃子は・・・
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1977年の週刊少女フレンド第17号に掲載
この漫画を最初に読んだ時は劇的な変化もなく面白くないというのが正直な感想でしたでも何度か読み返していくうちにどこにでもいそうな普通の女の子の身近にありそうなストーリーで新鮮な感じを受けるようになりました。
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転校する事が決まっていたのでプライドの高そうな伊高君の水泳の特訓を受けて好きな桃子のために泳げるようになりたいと思ったのかもしれません。真田君のような傍からすると冴えないと言われそうなタイプでも私はとてもカッコよく見えました。
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真田君が転校するといっても近くなのか遠くなのかその辺の事は書いていませんでしたが、桃子の住所は世田谷区という事が分かりました。
1970年代の高校生の雰囲気がよく表れていると思います。
何と言っても最後の手紙というのがその時代を反映していて良かったです。
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