くるみDiary

昭和の少女漫画や日々感じた事を書いています!

岳温泉(福島県)は静かな温泉街だった

東日本大震災から数年後、福島県二本松市にある岳温泉に2回行った事があります。

初めて行った時は冬だった、朝食付きで夕飯無しにしたので近くのファミリーマートからお弁当と後でお腹が空くかもしれないと思いおにぎりも購入しました。

宿泊先は「あだたらふれあいセンター」という所、日が暮れていた事もあってそのコンビニからの道は誰も人がいなくて少し怖い感じもしました。

旅館に着いてから温泉に入ったのですが、お湯は熱めだったので水で温度を下げようと思ったら、蛇口をひねっても水が出ない💦多分、故障中だったんだと思う、そんな事もあってあまりゆっくりとお湯に浸かるって感じではなかった。

「まあいいか、高めの温度のお湯が好きな人が多いだろうし、温度を下げては嫌がる人もいるから」と思って着替えて廊下にでると

寒い🥶

この旅館って全館暖房が入っていないんですよ、お風呂に行く時も廊下を歩いている時寒いなって思ったのですが、湯上りはさらに寒く感じました、ヒートショック現象が起きるんじゃないかってくらい寒かった。

東北の冬ですからね~。

それで部屋でコンビニから買ったお弁当を食べて、残りのおにぎりを冷蔵庫に入れようとしたのですが、どこを見回しても冷蔵庫が無いんです、私は部屋に冷蔵庫が付いているのは当たり前だと思っていたのでちょっと驚きました。

部屋は暖房が効いているし常温に置いておくのも抵抗があったので、考えたのが窓を開けて見たら柵のようなものがったのでそこにおにぎりの入ったビニール袋を結び付けて、外にぶら下げていました、まあ自然の冷蔵庫とでも言うんでしょうか😅

その時、思ったのが部屋に冷蔵庫が無いと不便だなという事です。

🍏

2回目の岳温泉訪問は9月頃だったかな、暑くもなく寒くもないというちょうど良い気候の時です、チェックインの時間より早めに着いたので鏡ヶ池公園を少し散策したり、私は利用しなかったのですがここに足湯もありました。

宿泊先は「宝龍荘」という旅館、ここは二階建ての古めの建物で、部屋にはトイレと洗面所は無く室外にあってどちらも共同での利用でした。昔の温泉旅館って各部屋にトイレや洗面所なんて付いてなかったんでしょうね。

でも部屋に冷蔵庫はありました、楽天トラベルから予約したのでこれらの情報は書いてあったので事前に知っていました。

この旅館を選んだのは価格が安かったからです、休日前の直前の予約でも空いていたので。チェックインしてすぐお風呂に行ったのですが、地元の人達が日帰り温泉でちょうど上がってきた所で「ここいくらで泊まれるの❓」と聞かれたので料金を言ったら

「そんなに安く泊まれるの❓」って驚いていたのでやはり安いんだなと思いました、私は素泊まりだったのですが、休日前だと割高になるんですよね、普通は。だから安いと思われたのかもしれません。

夜になってまたお風呂に行ったのですが、誰もいなくて貸し切り状態でした、外は真っ暗でしたがほど良い灯りと露天風呂で虫の鳴き声も聞こえてきて、庭の手入れもきちんとされていましたし初秋の風情を堪能する事ができました。

この宝龍荘ですが2018年12月に閉館したようです、理由は分かりませんがもしかしたら宿泊客が少ないのも原因のひとつかなと思いました。

岳温泉は東北新幹線の開通により観光客が激減してしまいのではという懸念もあって1982年~2006年までニコニコ共和国という独立国家を作っていたようです。まあイベントのようなものでしょうけれど。

岳温泉に2回行って思ったのはあまり人がいなくてひっそりとして静かな温泉街だなという事です、二本松駅からバスで25分くらいの距離なのですが、よく人気観光地にありがちな人でごった返すという事もなく、とても落ち着ける所だなと思いました。

お湯は少し乳白色のような感じでしたね。

機会があったらまた行ってみたいなと思いました。